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天神つじクリニック
 〒810-0001 
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 FAX:092-739-8616
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メディア

このサイトでは当院がメディア(テレビ・ラジオ・雑誌・新聞・インターネット)で取り上げられた内容を紹介してまいります。


“奇跡の不妊治療“最前線”とは  ZAKZAK記事へ
 (ZAKZAK 2011年11月16日掲載)

“無精子症”ユカイに双子誕生!奇跡の不妊治療“最前線”とは
“奇跡の不妊治療“最前線”とは →【詳細記事



オーラルSEXで咽頭がん急増か…  ZAKZAK記事へ
 (夕刊フジ 2011年10月19日掲載)

オーラルSEXで咽頭がん急増か…米専門医が警告「喫煙より危険」
オーラルSEXで咽頭がん急増か… →【詳細記事



あなたを癒す 医心伝身
 (週刊ポスト 2011年10月7日号掲載)

男性の不妊原因「無精子症」に顕微鏡下精巣内精子回収術
あなたを癒す 医心伝身 →【詳細記事



男にだってある! あなたの夫・彼氏は大丈夫?
 (週刊女性 2011年10月4日号掲載)

男にだってある! あなたの夫・彼氏は大丈夫?
男にだってある! あなたの夫・彼氏は大丈夫? →【詳細記事



携帯サイト「ママニティ」
 (携帯サイト「ママニティ 2011年5月30日より毎週火曜日 掲載)

携帯サイト「ママニティ」で「男性不妊のはなし」が5月30日より連載開始されます。
毎週火曜日に1話ずつ更新し、7月19日が最終回となります。
連載終了後もサイト内にページを残し、あとから入会した方も読めるようになっています。
携帯サイト「ママニティ」 →【詳細記事



精液アレルギー
 (夕刊フジ 2011年4月7日掲載)

発熱、鼻水、倦怠感!射精で症状が出現?
精液アレルギー →【詳細記事



正しい知識でパートナーをサポート
 (ジネコ Vol.9 春号掲載)

ひょっとしたらED?
正しい知識でパートナーをサポート →【詳細記事(PDF:450K)



体年齢 ホルモンでわかるセックスレス
 (ヘルス&ビューティ・レビュー 2011年1月号掲載)

ライフステージと体の変化を理解したい
体年齢 ホルモンでわかるセックスレス →【詳細記事(PDF:1.5M)



EDなんかブッ飛ばせ
 (夕刊フジ 2011年2月16日掲載)

過度のストレスからくる男の更年期 チェックシートで「危険度」診断を!
EDなんかブッ飛ばせ →【詳細記事



こうのとり追って
 (毎日新聞 2011年2月1日掲載)

こうのとり追って
「男性に原因」が3分の1 →【詳細記事



間違った自慰で性欲減も
 (日刊スポーツ 2010年12月27日掲載)

ホルモンの低下⑦
 前回まで、男性ホルモン値の低下に伴う性欲減退などの話を紹介した。加齢によって男性ホルモン値は低下しやすいのだが若くても”性欲がわかないと”というケースもある。
 30代のE子さんは、婚活パーティーで知り合った男性と結婚した。やさしくて仕事熱心な夫に満足しているのだが、ただひとつ気になるのは、セックスをしたがらないこと。E子さん自身も、セックスに対する興味は薄いのだが、40歳までに子宝を得たいと思うと、セックスは不可欠な行為となる。ある日、「子どもが欲しいから」とセックスを誘ってみたが、夫は「仕事で疲れている」といって拒否。浮気をしている様子もなく、E子さんは「夫は若くして男性ホルモン値が低いのではないか」と悩んでいる。
 「若い方で性的意欲が低い場合は、男性ホルモン値よりも、別の問題が隠されていることがあります。単なるストレスであれば良いのですが、自慰行為の仕方が間違っていて女性の膣(ちつ)の中で射精ができない、あるいは、子どものころの家庭環境で性行為を不浄なものと考えているようなケースもあります」と、恵比寿つじクリニックの辻祐治院長は説明する。
 マスターベーションで、畳などにペニスをこすりつけるといった強い刺激を与えて射精していると、女性のやわらかい膣の中では、射精できなくなるそうだ。また、性行為は不浄なものち考え、セックスどころか自慰行為をしたことがないという男性もいるという。前者の場合は、やわらかい刺激でも射精するように訓練することで、パートナーとのセックスライフを得ることが可能。だが、後者になると、心の問題も抱えているだけに改善には時間がかかるという。
 「セックスができないときに、女性は自分のせいではないかと悩むことが多い。しかし、パートナーに障害があるケースも珍しいことではありません。1人で悩まずに、何が原因なのかを専門医で診断を受け、早めに解決するように心がけてください」と辻院長はアドバイスをする。



性欲のわかないED治療薬
 (日刊スポーツ 2010年12月26日掲載)

ホルモンの低下⑥
 50代のDさんは、最近、ヌード写真を見ても全く性欲がわかなくなった。妻ともしばらくセックスをしていない。「男たるもの、セックスレスなど恥ずかしい!」と考えたDさんは、意を決して糖尿病で通院している主治医に「ED(勃起不全)治療薬をもらえませんか?」と相談してみた。診断を受けてED治療薬を手に入れたDさんは、早速、その夜飲んでみた。しかし、ペニスが立たないどころか性欲そのものがわかない。「ED治療薬は効果がないじゃないか」と憤慨している。
 「ED治療薬は、血管を拡張して陰茎を勃起させる作用はありますが、性欲を高める作用はありません。性欲がない場合には、男性ホルモン補充療法うぃ考えた方がよいでしょう」と、恵比寿つじクリニックの辻祐治院長は指摘する。
 ED治療薬は、陰茎の海綿体平滑筋の緊張をゆるめて血流をよくするが、脳の性欲には作用しないという。そして、ED治療薬は、性欲を感じたときに、正常な勃起を導く働きがあるのだが、そもそも性欲がないときには働かない。たとえば、ED治療薬のひとつ「シアリス」は、36時間程度の持続効果があるが、服用して36時間”立ちっぱなし”というわけではない。性行為をしようと思わない、その気にならなければペニスは”正常のまま”。つまり、性欲を改善しなければED治療薬は役に立たないのである。それを改善するには、男性ホルモン補充療法によって、まず性欲をよみがえらせる必要があるそうだ。  「男性ホルモン補充療法を行っても、ひどい症状の方は、なかなか性欲がえられないこともあります。ただし、男性ホルモン値の低下に伴う肉体的な老化や気分変調などは、補充により改善される方が多い」と辻院長。
 性欲がわかない、ペニスが立たないという場合、日常生活で服用している薬によることもあるそうだ。「薄毛を気にされて男性型脱毛症薬を飲んでいる方の中にも、性腺機能が低下している人がいます。性欲減退の原因が何かを見極めるには、治療を受けることが望ましい。自分勝手に解釈して、薬を服用したりやめたりするのは避けるようにしましょう」と、辻院長はアドバイスする。



男性更年期障害の陰にうつ病!?
 (日刊スポーツ 2010年12月25日掲載)

ホルモンの低下⑤
 専業主婦のC子さんは、定年退職した夫の様子が変わったことに気がついた。出勤していたころは、毎朝5時に起床していたため、定年してからしばらくは、夫は早朝に目覚めてウォーキングをしていたのだが、近ごろでは、午前9時ごろまで布団の中。「気分が乗らない」といって、友人に誘われるゴルフも断るようになっていた。家の中では、何をするでもなくぼんやりと過ごしている。
 そのうち食事も残すようになり、夜中に1人で起きているようで、Cさんは心配になった。長らくセックスレスで夫の性欲については分からなかったが、年齢を考えると男性更年期障害ではないかと思い、夫を泌尿器科へ無理やり連れて行った。検査の結果、「うつ病」の疑いがあることから精神科への受診を勧められた。
 「男性更年期障害と思っても、その陰にうつ病が隠れていることがあります。男性更年期障害であれば、ED治療薬やホルモン補充療法で症状は改善されますが、うつ病であれば、そのための治療も必要です」と、恵比寿つじクリニックの辻祐治院長は言う。そこで「うつ病」かどうかの見極め方を教えてもらった。この2週間を振り返り、①と②の項目がイエスで、さらに5つ以上の項目が当てはまれば、うつ病の可能性があるそうだ。

 ①毎日のように、ほとんど一日中ずっと気分が沈んでいた。
 ②何に対しても興味がわかず、楽しめなかった。
 ③毎日のように、食欲が低下、または体重の減少が激しかった。
 ④毎晩のように、寝付けないとか、夜中や早朝に目が覚めた。
 ⑤毎日のように、動作や話し方が遅かったり、いらいらしたり、落ち着きがなかった。
 ⑥毎日のように、疲れを感じたり、気力がわかなかった。
 ⑦毎日のように、自分には価値がないとか、申し訳がないと感じていた。
 ⑧毎日のように、仕事や家事に集中したり、決断したりすることができなかった。
 ⑨自殺やこの世から消えてしまいたいと思うことが繰り返しあった。



性欲低下は男性更年期障害の疑いも
 (日刊スポーツ 2010年12月24日掲載)

ホルモンの低下④
 40代のB子さんは、50代の夫からセックスを誘われなくなったことに悩んでいた。若い女性と比べると肉体は老化し、肌のハリもよくない。そのため、夫が浮気をしているのではないかと始めは疑った。しかし、帰宅時間は以前と変わらず、休日も家で疲れを癒すようにぼんやりとしている。浮気をするような状況ではない。ある日、思い切って「体調が悪いの?」と夫に聞いてみた。するとしばらく黙っていた夫は「病院へ行ってみる」と言う。行きつけの内科を受診すると、心療内科を紹介され、「軽度のうつ病」と診断された。しかし、薬を飲み始めた夫は、よくなるどころか、気力をますます失ったようになり、とうとう会社も休むようになってしまった。「うつ病じゃないのでは?」と考えたB子さんは、インターネットで情報を集め、夫をメンズクリニックへ連れていった。そこで、男性更年期障害と診断されたという。
 「男性更年期障害の症状は、ストレスやうつ病などの因子が、複合的に絡み合って引き起こされます。どのような症状があるのか、総合的に診断し、ホルモン補充療法などの治療を適切に行う必要があるのです」と、恵比寿つじクリニックの辻祐治院長は指摘する。次の「チェックリスト」で、①もしくは⑦の項目にイエスか、あるいは、これら以外の項目のうち、4つ以上当てはまれば男性ホルモンの低下に伴う男性更年期障害が疑われるという。

 ①性欲の低下がある。
 ②気力の低下を感じる。
 ③体力や持久力の低下を感じる。
 ④以前より背が低くなった。
 ⑤このところ、楽しいことがないと感じている。
 ⑥このところ、もの悲しかったり、怒りっぽかったりする。
 ⑦勃起力の低下を実感する。
 ⑧運動能力が落ちたと感じる。
 ⑨夕食後にうたた寝をすることがある。
 ⑩このところ、仕事の能力が低下したと感じる。

 男性更年期障害の疑いがある場合には、早めに専門医へ受診を。



男性ホルモン療法3種
 (日刊スポーツ 2010年12月23日掲載)

ホルモンの低下③
 女性の更年期のように、男性も、男性ホルモンが低下することで起こる加齢男性性腺機能症候群(LOH症候群)。
 「肉体的というだけでなく、イライラしたり落ち込んだりなど、精神的な変調も起こるため、精神科や心療内科でうつ病や慢性疲労症候群ち診断されることもあります。まだまだ男性のLOH症候群への理解は低いといえるでしょう。」と、恵比寿つじクリニックの辻祐治院長は指摘する。
 LOH症候群では、性欲も減退。妻も更年期でセックスを望まなければ、そのまま夫婦でセックスレスに突入してしまう。その一方で、夫婦揃って更年期障害の治療を受け、セックスライフを取り戻す人たちもいるそうだ。
 「LOH症候群で、男性ホルモン(遊離型テストステロン)が8.5pg/ml未満であれば、男性ホルモンの補充が第一選択肢になります」(辻院長)。
 国内で行われている男性ホルモン補充療法は次の通り。

 ①男性ホルモンの注射(2~3週に1回)
 ②胎盤性性腺刺激ホルモン(hCG)の注射(週に数回)
 ③男性ホルモン軟こうの湿布(1日に1~2回)

 ただし、前立腺がん、乳がん、血液中の赤血球が正常範囲以上に増加する多血症では、病状が進行・増悪する可能性があるため、男性ホルモン補充療法を受けられないそうだ。この療法は、男性の体に若さと元気をよみがえらせるだけではなく、海外では、女性にも活用されているという。
「欧米では、男性ホルモンの補充法として、皮膚から吸収させるパッチやジェルがあります。これを更年期で性欲が落ちた女性にも、少量補充する治療法が海外にはあり、ご夫婦で治療を受けてセックスレスを解消しているケースもあるのです」(辻院長)。
 女性の場合、女性ホルモンの補充療法があるのだが、少量の男性ホルモンの補充が性欲をアップさせるという。ただし、日本では行われていない。いずれにしても、治療には副作用もあるだけに、専門医の話をよく聞いて選択を。


性欲をゼロに導く男性ホルモン値の低下
 (日刊スポーツ 2010年12月22日掲載)

ホルモンの低下②
 50代のAさんは、マスコミでセックスレスの話題を知り、「オレたち夫婦も解消しなければ」と思うようになった。が、子どもが生まれてから、うん十年も妻とのセックスはない。妻に「セックスをしよう」という言葉を出すどころか妻を見ても性欲が全くわかなくなっていた。会話を増やし、肩もみなどのスキンシップも試みた。でも、性欲はわかない。Aさんは「このままでいいのだろうか」と悩んでいる。
 「男性ホルモンの低下は、勃起力よりも性欲に影響を及ぼします。欧米人はQOL(生活の質)低下で性欲を重視しますが、日本人はどちらかといえば淡白。セックスレスを解消するという目的がなければ、性欲がなくなっても放置してしまう人がいます。その結果、ますます性欲はわかなくなり、睡眠障害や気分変調などの他の症状にも、結びつくことがあるのです」と、恵比寿つじクリニックの辻祐治院長は指摘する。
 年齢を重ねるうちに男性ホルモンは低下していく。それに伴い、性欲のみならず、眠れない、ちょっとしたことでイライラする、メタボ腹で階段の上りも下りも苦しいなど、さまざまな症状が引き起こされる。これを加齢男性性腺機症候群(LOH症候群)という。予防としては、常日頃からセックスレスを解消しておくことがよいそうだ。  「若いころから定期的にセックスやマスターベーションをする、あるいは、考えるだけでもいい。セックスは、頭で行う行為ですから、性欲を高めるには、脳に刺激を与えることが大切なのです」(辻院長)。
 LOH症候群の治療では、ED(勃起不全)治療薬や、ホルモン補充治療法が行われる。もちろん、治療を受けたからといって、長年の性欲減退がするに解消されるものではない。少なくとも3カ月から半年程度は改善するまでに時間がかかるそうだ。
 「時間はかかっても、ご本人が自覚するほどに回復する方は多い。ただし、なかなか性欲が回復しない方もいます。長く使っていないと、回復するのに時間がかかるのです」と、辻院長は指摘している。


朝立ち減ったらLOH症候群の疑い
 (日刊スポーツ 2010年12月21日掲載)

ホルモンの低下①
 加齢に伴う身体的な変化として、女性の場合は「更年期障害」がよく知られている。卵巣機能の低下によって女性ホルモンの1つ、エストロゲンが減少することで、のぼせやほてり、血圧の乱高下、めまい、頭痛、不眠、疲労感などのさまざまな症状が起こる。女性は50歳前後に生理が止まる閉経を迎えると同時に、更年期障害の症状が出てくるため、「更年期だな~」と分かりやすい。
 一方男性も、老化によって男性ホルモンの分泌が低下する。ただし、男性の場合は個人差があるうえに、女性のような閉経というシグナルがないため、わかりにくい。なにしろ、70代でもバリバリ現役で、若い女性と結婚して子宝に恵まれるなんて話もあるからだ。しかし、男性ホルモン値が低下すると、肉体的のみならず精神的にも、さまざまな症状が起こる。それを加齢男性性腺機能症候群(LOH症候群)と呼ぶ。
 「自覚がないまま、放置している方も多い」と指摘する恵比寿つじクリニックの辻祐治院長によれば、「LOH症候群」の症状は次の通り。

 ①性欲と勃起の質と頻度、とりわけ夜間睡眠時勃起の減退。
 ②知的活動、認知力、見当識の低下および疲労感、抑うつ、短期などに伴う気分変調。
 ③睡眠障害
 ④筋肉量と筋力の低下。
 ⑤内臓脂肪の増加。
 ⑥体毛と皮膚の変化。
 ⑦骨減少と骨粗しょう症に伴う骨塩量の低下と骨折リスクの増加。

 「ご自身で分かりやすいのは、朝立ちが減る、ひげ・すね毛が薄くなる、精巣(睾丸=こうがん)が小さくなることでしょう。」(辻院長)。
 長らくセックスレスが続いていると、性的意欲は薄れがち。「もう年だから」と、朝立ちがないのも当たり前に思っている人もいる。ところが、その陰で、筋力の低下や内臓脂肪の増加などの身体的な変化や、疲労感、抑うつ、短期などの気分変調が起こっているという。「身体の健康と若さを保つことを考えるならば、LOH症候群を解消するための治療を受けるとよいでしょう。」と辻院長はアドバイスする。


横山副院長講演「赤ちゃん待ち講座(男性編)」

当院副院長の横山がみんなの健康大学で講演を行いました。
男性不妊治療について1時間にわたり、解説しております。

最近、不妊治療の現場において男性の原因がクローズアップされています。不妊治療の原因の半分は男性不妊であるのに今までは積極的に行われてきませんでした。しかし、最近、男性不妊治療において新しい技術が開発され、日々進化しております。

どちらかというと男性にとっては妊娠や不妊治療というテーマは苦手な分野になるかと思いますが、見たい時にじっくり学んで頂ければと思います。




不妊症、ED、更年期障害治療など男の強〜い味方の専門医院
 (東京スポーツ 2008年12月4日掲載)

男性不妊症、ED(勃起不全)、男性更年期障害――こうした男性特有の病気を診察・治療するためのクリニックが東京に誕生し、話題になっている。女性が婦人科を受診するように、男性専門の診療科のニーズは高まっている。人知れず悩んでいる男性にとっては、心強い味方となりそうだ。(医療ジャーナリスト・倉西隆男)

欧米諸国ではすでにポピュラー

今年10月、東京・恵比寿にオープンした「つじクリニック」の辻祐治院長は、5年前から福岡市を拠点に男性不妊症治療に取り組んできた。一方で欧米ではポピュラーな“男性科”にならい、男性全体を診るという意味の“男性内科”を標ぼうしているのも特徴だ。
「ED、不妊症、それに更年期障害など男性の悩みは多いのに、それを相談できるところが少ないのが現状です。専門医もとても少ない。不妊治療を例に取ると女性は体全体を診ているのに男性はただ『精液を持ってきなさい』『精子の動きが悪い』『数が少ない』と言われるだけ。子供ができさえすればいい−−そんなことがまかり通ってしまっているのです」(辻院長)
晩婚化が進む昨今、男性側に原因があれば、それを治療することで“リミット”までに時間が稼げる。無駄な時間が省けた結果、治療の選択肢が増え、より自然な妊娠の可能性ができるというわけだ。
「できれば半年、遅くても1年たって子供ができなければ、夫婦それぞれ検査を受けてほしいですね。“不妊治療は婦人科で”という昔からのイメージを変えたい」(辻院長)

わずか1時間で精液検査が可能

ともあれ精液検査は何より重要。多くは診察が不要で、1時間ほどすれば結果が出る。
パソコン、携帯を使ったシステムも開発中で、自宅や外出先からでもアクセスできる。費用は1回あたり1万500円だ。また、手術は、次の2つを“日帰り”で行っている。
「精索静脈瘤(りゅう)というおなかから睾丸に血液が逆流している人がいます。そのため、睾丸が温まり、精子の具合が悪くなるのです。逆流を止めてやると妊娠する確率が上がります。また、無精子症といって精液に一つも精子がない場合は、精巣の中を詳しく調べると見つかることがあります。この5〜6年で精巣内の精子を探す技術はとても進歩しており、顕微授精へとつながります。最終的に子供が授からなくてもそうしたことを共有することは、ご夫婦にはとても大切なことだと思うのです。」(辻院長)
ところで「精巣」は、精子のみならず「男性ホルモン」を作る場所でもある。男性ホルモンの低下による更年期障害やEDにも相談してもらえる。
辻院長は「EDで悩んでいる、このごろ元気がない、更年期じゃないかと思うような方は、我々のような専門医のもとにぜひ気軽に相談してほしい」と話している。

ホルモン状態も精子生産に影響

精液検査
重要な指標となるのは、精子の数と動きといわれている。世界保健機構(WHO)による、総精子数4000万個以上、射精後1時間以内の運動性として、50%以上が直進運動性を示すか、高速に直進する精子が25%以上、そのほか、形態や生存率、PH、濃度などの指標がある。ホルモンの状態、炎症、精子の通り道の障害は精子の生産に影響するといわれ、射精障害などが不妊治療に必要になることもある。

辻院長は不妊、ED、更年期障害と男性が抱える悩みに親身になって対応している


 「子供ができない原因は自分に?」クリニックに通う男性が急増中!
不妊ショックは女性以上!知っておきたい「男の不妊」
 (月刊宝島 2007年12月号掲載)

不妊に悩むカップルが増えるなか、自分に原因があるのではないかと不安を抱き検査を受ける男性が増えている。知識や覚悟もない男性は不妊ショックが大きいため、まずは男性不妊の現状と治療手段を知っておこう。

不妊原因の半数以上は男性にもある!

不妊症は女性の悩みと考えがちではないだろうか。しかし最近では男性不妊が増加しているというデータもあり、不妊原因の半数以上は男性にも原因があるといわれている。男性だけに原因があるというケースも不妊事例の約4分の1もあるのだ。
男性不妊の原因がはさまざまだが、約9割が精子がうまく作れない造精機能障害である。中でも精子が活発に動かない精子無力症が多く、男性不妊外来で精液検査を受ける人の26%はこれにあたる。そして精子の数が少ない乏精子症と、精液内に精子がいない無精子症とがそれぞれ8%と続く。ではなぜこのように精子に異常が起こるのだろうか?
「造精機能障害の約15%は精索静脈瘤が原因です」
と男性不妊症専門である天神つじクリニック院長の辻先生。
「精索静脈瘤は精巣の静脈に腹部から血液が逆流して瘤状にふくれる病気。血液が逆流することで精巣の温度が上がり精液所見が悪くなると考えられますが、完全には解明されていません。精索静脈瘤を手術によって治療すると精液所見がよくなるケースが多く、無精子症の方でも20〜30%は精液中に精子が見られるとされています」
精索静脈瘤は珍しい疾患ではなく、健康な男性でも15%は見られるという。子供を望んでなく、痛みや不快感がなければ特に治療が必要な病気でもない。しかし注意したいのは、第2子が授からないといういわゆる“2人目不妊”の男性である。1人授かっているため自分には非がないと思いがちだが、2人目不妊の男性の69%に精索静脈瘤が見られる。
精索静脈瘤以外の造精機能障害の原因は環境ホルモンやストレスなどといわれているが、今のところはっきりとは分かっていない。加齢とともにホルモンが変化するなど、男性も加齢が不妊に影響するが、個人差が大きくはっきりとは分からない。
精路通過障害とは精子は作られているが、精子の通り路に異常がある状態。先天性であったり、病気や事故・病気の後遺症として起こることがあり、手術で改善できる場合もある。
性機能障害はEDや射精障害、早漏などで、薬品や行動療法などで治療していくのが一般的。

男性不妊はその原因を探ることが重要

このように男性不妊は原因となっている器質的な問題があれば、その治療をすることから改善していく。しかし先に説明した造精機能障害のように原因不明であったり、器質的な問題が分かっても根治できない場合には、精子を採取して人工授精や体外受精、顕微授精などを行って妊娠を目指す。
かつては子供を作ることは不可能だと言われた無精子症の場合でも、現在では精巣から精子を見つけ出し取り出すTESEという方法によって妊娠が可能になった。またこのテセも顕微鏡によって精子がいそうな場所を確認しながら行うマイクロディセクションTESEが行われるようになり、患者の負担も大きく軽減されている。
男性不妊でも原因がさまざまなことがお分かりいただけたであろう。しかし男性不妊を専門としていない医療機関では、このように詳細に原因を調べない場合もある。
「一般的に女性の不妊は産婦人科、男性は泌尿器科が専門。そのため産婦人科で不妊検査を受けても、不妊かどうかを調べるだけで、大元の原因までは探っていかない場合も多いのです」(辻先生)
医療が発達した現在、大げさな言い方をすれば精子ひとつでもあれば妊娠は不可能ではない。妊娠だけを目的としていたら、精子さえ採取できればそれで治療は終わる。
「欧米では男性不妊の100人に1人は精巣の腫瘍(がん)が見つかります。日本はそこまで多くはありませんが、もちろん検査をしたほうがいい。精巣がん以外にも命に関わる病気が隠れている場合もあるので男性不妊を専門とする医療機関で検査を受けてもらいたいですね」
また女性の不妊検査は体に負担がかかるため、検査に痛みを伴わない男性から検査を受けるべきだと辻先生は言う。
現在日本では子作りを初めてから2年たたなければ不妊といわれるが、正常なカップルの場合85%以上は1年以内に妊娠する。1%年たっても子供ができないようであれば、まずは男性から不妊検査を受けてみてはいかがだろうか。

▲子供を授かるための心得▲

精巣を温めると精子を作る働きに悪影響を及ぼすことが分かっている。そのため熱い風呂に入るのはよくない。研究結果も出ており、男性不妊患者の中で体温以上に熱い風呂に週30分以上入る人に、熱い風呂をやめてもらったところ11名中5名が総運動精子数が2倍以上に改善したという。リラックス効果も高いので、風呂はぬるめに設定しよう。また、パソコンを膝に置いて作業する、通気性の悪いパンツをはくというのも精巣を温めることにつながるため避けたほうがいい。
喫煙は男女ともに不妊につながる。先に紹介した研究でも精液所見が改善された5名のうち3名がたまにタバコを吸う程度であったが、改善されなかった6名のうち5名はヘビースモーカーだったそうである。
禁欲期間が短いほうが妊娠しやすいことも分かっている。禁欲期間が長いと精子数は増えるものの、精子の動きが悪くなるからだ。人工授精においても禁欲1日以下の妊娠率が19%なのに対し、14日以上になると成功例は一例もないという。排卵日に向けて性交渉を控え、万全を期して臨んでいるという人もいるようだが、それではむしろ逆効果。子供が欲しいと思ったらこまめな性交渉が必要。禁欲期間は3日以内におさえるのが理想的だ。
また飲酒もたしなむ程度であればかまわないが、深酒は不妊につながるといわれているので控えめに。
必要があれば仕方ないが、放射線も不妊に影響するといわれているので注意すべし。


●「男性の不妊」無精子症でも妊娠に道(西日本新聞)

不妊症に悩む夫婦で、女性だけに原因があるのは三分の一程度にすぎず、三分の一は男性側に、残る三分の一は夫婦双方か、理由がはっきり分からないとされる。男性不妊症の原因も様々だが、近年は精液の中に精子が全くない無精子症の人でも、精巣から直接精子を採取して体外受精や顕微授精につなげる治療法が確立された。(坂田恵紀)

五年ほど前まで無精子症と診断された男性は自分の子どもを抱くことができなかった。
世界保健機関(WHO)によると、正常な精液の基準は、量が二ミリリットル以上、精子の数が一ミリリットル中に二千万個以上あり、全精子の六割以上が活動的であること。数字はあくまでも目安だが、これを満たさない無精子症、精子はいても数が少ない乏精子症、精子の運動率が低い精子無力症の人は男性不妊症になりやすい。
体外受精や顕微授精など生殖医療の発達で、乏精子症や精子無力症の人は、精液の中から元気な精子をスポイトで採取することで妊娠への道が開けてきたが、精液に精子がいない無精子症ではなすすべがなかった。

新しく開発された治療は、陰嚢にメスを入れ精巣の組織を取り出す手術。男性不妊症に積極的に取り組む天神つじクリニック(福岡市中央区天神三丁目)も、この治療法を多く手掛けている。手術は精巣から組織の一部をはがすように切り取る。組織を顕微鏡で見ながら元気な精子を選んで採取し、冷凍保存して体外受精や顕微授精に備える。
無精子症の患者には、染色体の異常などでそもそも精子をつくることのできない人もいるが、精子はつくることができるのに、尿道まで到達させることができない精路通過障害も少なくない。こうした患者が手術の主な対象になるという。
「小さな精巣の中で、精子がより多く存在しそうな組織を選び、その中から受精できそうな元気な精子を探し出すのは難しい」と辻院長。
特に精子を作る機能に問題がある場合は、二つか三つの精子しか採取できないこともあるという。元気な精子が採取できる確率は通常、50%ほどといわれている。
手術は痛みを伴うが、通常は日帰り。料金は保険が適用されないため二十五万円ほどかかる。その後の体外受精・顕微授精は別料金。

精巣から直接採取  画期的な治療法が確立

男性不妊症の原因の中には、精索静脈瘤もある。何らかの原因で精巣付近の血液が逆流、精巣が高温になり、精子を作り出す働きが弱まったり、精子の数が少なくなったりする症状だ。
こうした患者に同クリニックでは、細い静脈を精巣の近くで縛り、逆流を止める手術を実施して効果を上げている。
男性不妊症の初期検査は、精液を調べることだけで終わる。子宮内を調べたり、採血をするなど痛みを伴う女性に比べて負担は格段に少ない。
辻院長は父親が子どもを授かるためとして六つの心得を挙げる。
(1)たばこをやめる
(2)飲酒は控えめに(3)農薬、殺虫剤、高温、放射線をなるべく避けるのは、精子への悪影響を避けるため(4)性交渉を頻繁に持つ(一週間に一度は射精する)のは、古い精子をためないためと、精液を出すことが新しい精子を作る刺激になるため(5)下着はトランクスにする(6)熱い風呂には入らないは、精巣を圧迫したり高温にすると、精子を作る働きが弱まってしまうためという。

精子の数は減っている?/九州人は東京人の2倍のデータも

「精子の数は過去五十年間で半減した」とデンマークの教授らが一九九二年に調査結果を発表して以来、世界中で肯定と否定のデータが相次いでいる。
国内では肯定する報告が多いが、調査手法が難しく「きちんとした議論に耐えうるデータが少ない」というのが多くの専門家の見方だ。減少しているとする原因も、環境ホルモン説やストレス説などがあるが、確定的ではない。
そもそも、精子の数はいろんな原因で変動しやすい。その日の体調や飲酒の有無、禁欲期間、季節の違いなどで変わる。海外の研究では、同じ男性を追跡調査したところ精液一ミリリットル中の精子数が、一千万個以下から一億八千万個までの間で大きく上下したという。
精子の数え方についても正確な自動分析システムがないため、人の目が頼りで誤差が出る。
その中でも、帝京大医学部は一九九九年、東京在住者の精子の数が、九州人の半分しかないという調査結果を発表。原因は特定できなかったが、地域差が出たことから食生活や環境汚染の差が疑われ注目された。調査は東京で八十九人、九州(福岡、北九州、熊本、鹿児島の四市)で八十二人の健康な男子の精子で行い、東京の平均が一ミリリットルあたり五千九百四十万個、九州が一億三千四十万個だった。

男性不妊症の初診時の診療内容例

(1)簡単な問診票に記入
(2)診察は院長と一対一で、陰嚢部を触診。痛みはなし
(3)精巣を超音波検査、たばこの箱のような機器を陰嚢部にあてる。痛みやかゆみはない
(4)精液検査。専用の個室(防音室)で自分で採取。結果が出るまでに一時間ほどかかる
(5)必要な採血


●原因の半分は男性に「男性も積極的に検査を!」(読売新聞)

「不妊の半分は男の責任ですよ」

福岡市・天神のビルの6階。開業医としては西日本で唯一という男性不妊専門の泌尿器科医院「天神つじクリニック」の辻祐治院長(53)は力を込める。

不妊の原因は女性にあると思われがちだが、「男性と女性が3分の1ずつで、残りは男女両方。『不妊は女性の責任』というのは間違い」と辻院長は説明する。

主な男性不妊には、精液に全く精子が存在しない「無精子症」、精子の数が少ない「乏精子症」(WHO=世界保健機関=の定義では精液1ミリ・リットル中の精子が2000万個未満)、精子の運動率が50%未満の「精子無力症」などがある。

無精子症は一般男性の100人に1人、不妊のカップルでは10〜15%に上る。決して珍しくはない。

男性不妊の検査はマスターベーションで採取した精液を顕微鏡で調べ、精巣の超音波検査で精索静脈瘤(りゅう)の有無などを確認する。検査は30分ほどで済み約40分後には精子の数や運動率も判明する。

不妊治療が婦人科主導で進んできたことや、男性が検査を受けたがらないことから、夫がきちんと検査を受けないまま、妻が治療を始めるケースも少なくない。

ただ、男性不妊の患者の1%に精巣腫瘍(しゅよう)が見つかったという欧米の調査報告もあり、辻院長は「命にかかわる場合もあり、男性もきちんと検査を受けるべき」と警鐘を鳴らす。

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●天神つじクリニック訪問記(オールアバウトジャパン不妊治療)

福岡のIVF詠田クリニックの詠田先生のご紹介で九州初(おそらく日本でも初めて)の男性不妊専門の泌尿器科クリニックの「天神つじクリニック」の辻院長に取材をさせて頂きました。そして突然の取材にも関わらず、快く応じて頂きました。

先日より男性不妊の特集をオールアバウトでも行なっておりますが、その注目度があがっていることをひしひしと感じる今日この頃です。私を含め、男性が気になる部分の質問も行いましたので是非、ご覧下さい。

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●不妊の悩み夫もつらいよ(日経新聞 夕刊 2007.2.16)

治療と仕事両立大変  サイト・交流会・・・支援の動き

「自分が不妊症?」。六年前、東京都内に住む内山善雄さん(仮名、37)は医師の言葉に耳を疑った。前年に妻の陽子さん(仮名、38)と結婚したばかり。「念のために」と不妊検査を受けたところ、精液に精子が認められない「無精子症」と診断された。

善雄さんは「それまでは子どもが出来るのは当たり前だと思い込んでいた。妻に負い目を感じ、心の中で自分を責めた」。薬物治療などを試したが、なかなか妊娠には至らない。焦りから、夫婦で口論になることもたびたび。「自殺を考えるほど思いつめたり、二人で泣き続けたりしたこともあった」と陽子さん。

そんな葛藤を経てきたからこそ、最近は夫婦の気持ちが一つになってきたと感じる。「今も治療は続けているが、仮に子どもを授からなくても、二人で生きていく自信ができた」と善雄さんは言いう。

「最近は自ら検査にくる男性もいる」と話すのは、男性不妊を専門に治療する福岡市の泌尿器科医院、天神つじクリニックの辻祐治院長。不妊の半数は男性側に理由があるとされる。男性患者の症状は、精液中に精子が少ない乏精子症や無精子症、ぼっ起不全(ED)など様々。「精子に問題があると、ショックを受けてしまう男性が多い。不妊治療中に妻のプレッシャーを感じる人もいる」と辻院長は語る。

自身の不妊治療体験をまとめた「やっぱり子どもがほしい!」(集英社インターナショナル)を出版した産婦人科医の田口早桐さん(41)も治療中、不用意な一言で夫を傷つけてしまったことがある。

田口さんは夫(45)の検査の結果が思わしくなかったため、二〇〇一年から不妊治療を始めた。ただ、なかなか結果が得られないいら立ちから,早桐さんはある日,夫に「あんたのせいで子どもができない」と言ってしまった。

この一言が夫の胸に突き刺さった。「『男らしさ』まで否定された気分だった。今ならあせっていた妻の気持ちがわかるが、当時はプライドが傷つけられた」。一方、早桐さんも「今思えば、軽率な一言だった」と反省することしきりだ。

男性だと治療を受ける際、女性以上に仕事との兼ね合いが難しい事情を抱える。不妊治療のスケジュールは女性の排卵状況に左右されることが多く、仕事の調整がにわかにつかないことも多いからだ。
・ 製薬会社に勤務する男性(34)は〇四年から夫婦で不妊治療を始めたが、残業や出張が多く、スケジュールは一ヶ月先までびっしり。「医師から明日治療しますから、といわれても無理。職場に相談できる雰囲気もなかった」治療でも納得のいく結果は出ず,悩んだ末にこの男性は〇五年夏、転職に踏み切った。「今の職場は治療にも理解があり、気持ちも楽になった」と話す。

不妊に悩む夫を支援する動きも広がってきた。不妊症の男性が運営するサイト「男性不妊のページ」では会員登録制の掲示板を設置、夫たちに情報交換を呼びかけている。

不妊に悩む人の自助グループ、特定非営利活動法人(NPO法人)「Fine」(東京・江東)は女性中心に交流会を行ってきたが、今後、男性を交えた交流会も開催する計画だ。

男性不妊を研究している国際医療福祉大学講師の清水清美さんは「夫以外の第三者の精子を使った非配偶者間人工授精(AID)の問題を含め、男性不妊はまだ社会的認知度が低い」と指摘。周囲の理解も含めた、男性不妊の支援の輪を広げていくことが大事と関係者は口をそろえる。


本音伝える努力を

自分に問題がなくても不妊治療中の妻を支える夫としての悩みも深い。Fineと広島HARTクリニックが、不妊治療中の夫婦に行った調査(〇五年)では、四四%の夫が「妻へのサポートで困ることがあると回答。そのうち半数が「妻の気持ちは理解し、自分なりに支えているが、妻には『不満』と言われる」と悩んでいた。

実際、不妊治療は女性中心に進む。夫は「脇役」になりがちな一方、「私は痛い思いもするのに」と妻の不満は募りやすい。だが、夫側にも「女性が多い産婦人科や不妊治療専門医院に足を運びづらい」「採精を強要されると苦痛」といった事情がある。

Fine理事の手塚八重子さんは「治療中、女性はどうしても気持ちが不安定になりがちで、夫の苦しみにまで気が回らないことも多い。夫婦だからこそ話しにくいこともあるだろうが、時間をかけ互いの本音を伝えあう努力が必要」と助言する。

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